【サッカー攻撃②】攻撃を成功させるコツを知ろう

サッカーの見方

どうも、がんばらないネコです。Twitterで活動しているサッカー分析ブロガーです。

攻撃について、「なぜ得点を奪えたのか?」「なぜ攻撃がうまくいってない?」など試合を見ていて疑問を抱く人は多いと思います。

今回の記事では、サッカーの攻撃のコツを解説しています。

がんばらないネコ
がんばらないネコ

この記事は次のような人にオススメです!

  • 攻撃を成功させるコツは?
  • 守備が必ず抱える問題は?
  • 強いチームの条件は?

大量得点または無得点の試合を見て、「なんでそうなったのか?」と思っている方も多いかと思います。

今回の記事は守備の一生の悩み、攻撃のコツ、攻撃側が意識するべきことを詳しく解説していきます。

今回の記事で読めば、「攻撃を成功させるコツ」や「強いチームの条件」などを知れますよ!

バルサを応援している方や興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

それでは、どうぞ!

まずはサッカーの特徴を理解しよう

攻撃を成功させるためには、以下2つのサッカーの特徴を理解する必要があります。

  • 相手が自由に動く
  • どんな守備にも弱点がある

1つずつ確認していきましょう。

相手が自由に動くスポーツ

1つ目は「相手が自由に動く」です。

サッカーでは自分の動きに関係なく、相手が相手自身のタイミングで、相手の考えた通りに自由に動いてきます。

相手が自由に動くスポーツ

ボールを受けようと下がってくる白選手。

相手が自由に動くスポーツ

しかし、そんなことお構いなしに、白選手に襲いかかる紫選手。

相手が自由に動くスポーツ

2人目も参戦。

陸上の100m走のように、ピストルの合図でみんな同じタイミングで、同じ距離を走るというスポーツではありません。

守備側が自由に動く分、攻撃側は常にプレッシャーにさらされることになり、思うように攻撃できないのが、サッカーというスポーツです。

どんな守備にも弱点がある

2つ目は、「どんな守備にも弱点がある」です。

まずサッカーは11人で行われますが、11人で守るにはピッチが大きすぎます。

どんな守備にも弱点がある

なので、どんなに良い守備をしていても、ピッチには大きなスペースが発生してしまいます。

また、優れたチーム戦術で守備を構築しても、個人能力差によって守備を突破されてしまう可能性があります。

実際のプレーで確認しましょう。

どんな守備にも弱点がある

ボールを持つメッシに対して、赤チームは縦へ誘導する。

どんな守備にも弱点がある
どんな守備にも弱点がある

メッシを縦に誘導し、2選手が守備に参加。メッシを3人で囲い込み、ボール奪取を狙う。

どんな守備にも弱点がある

さすがのメッシもスピードダウン。

赤チームの良い守備ですが、やはり弱点は存在します。

どんな守備にも弱点がある

スアレスやネイマールなどの優れた選手が中央にいたので、赤チームは中央にも人を割く必要がありました。

結果として、サイドにスペースができており、そこをメッシに突かれます。

どんな守備にも弱点がある

スピードを落としたところを狙って、ボールを奪いに行く赤選手。良い守備ですが、、、

どんな守備にも弱点がある

ギリギリのところでかわすメッシ。しかし、まだ2人残っていますし、中央への展開も阻止しています。ボール奪取できるでしょう。

どんな守備にも弱点がある
どんな守備にも弱点がある
どんな守備にも弱点がある

正直何が起きたのかまったくわかりませんが、残り2人も抜き去ったメッシ。これぞ圧倒的な個の力です。

まだメッシは止まりません。

どんな守備にも弱点がある

抜かれた赤選手が、無理やりメッシを止めようとダッシュで戻ってきますが、、、

どんな守備にも弱点がある

メッシには通じず。ペナルティエリアに侵入されます。

どんな守備にも弱点がある
どんな守備にも弱点がある

プレスにきたCBもあっさりかわすメッシ。これで4人連続で抜き去りましたねwww

どんな守備にも弱点がある

4人抜き去った後、強烈なシュートを放つメッシ。

どんな守備にも弱点がある

しかもシュートコースも完璧で、GKがギリギリ届かないコースを打ち抜きました。

どんな守備にも弱点がある

ゴール。赤チームの優れた守備は、たった1人の選手に破壊されました。

上のように、どれだけ優れた守備をしても弱点は存在し、1人の優れた選手によって破壊されてしまう可能性があります。

※もちろん、上の場面はメッシが凄すぎましたが。

完璧な守備など存在しないのです。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

まず守備にとって大切なことは、「相手にスペースと時間を与えないこと」です。

ただ、現代サッカーでは各チームの攻撃力は格段に上がっており、スペースと時間をまったく与えないのは難しい。

そんな中で大事なのは、「使われたくないスペース」を絶対に使わせないことです。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう
攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

上のようなプレーで、ゴールを奪われる確率を下げることが重要です。

各チームの守備戦術は、上のようなプレーの集合体であり、「全部は止められない」というある種の諦めがあります。

では、そのような守備戦術を相手に、得点を取るためにはどうすればいいか?

攻撃を成功させるコツは、先ほど紹介したサッカーの特徴を活用することです。

  • 相手が自由に動く
  • どんな守備にも弱点がある

まず「相手が自由に動く」によって発生する問題は、「スペースが生まれる」ことです。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう
攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

上のように、「使われたくないスペース」を消した相手が空けたスペースを使うことができます。

そして、スペースを開けてしまう性質を利用して、「どんな守備にも弱点がある」という問題を活用することが大事です。

ここで実際のプレーを見てましょう。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

まず紫選手がライン間(DFとMFの間)でボールを受けようとしています。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

白チームはライン間のスペースを「使われたくないスペース」として扱う守備戦術。

なので、白選手は前に出て潰すことを選択。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

前に出て潰すことに成功しましたが、結果として後方にスペースができました。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

ここで、ルーズボールの処理をミスし、ボールは紫選手のもとに。

ミスを逃さず、紫FWが後方のスペースを狙って走り出します。白にとってはピンチです。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう
攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

ピンチだったので、無理やり止めた白選手。

攻撃のコツ:相手の守備を活用しよう

決定機阻止だったため、レッドカードとなりました。

以上のように、「使われたくないスペース」を守ったことでできた、後方のスペースという弱点を活用してチャンスを作りました。

  • 相手が自由に動く
  • どんな守備にも弱点がある

以上2つのサッカーの特徴を活用することで、相手の守備戦術を上回り、得点を奪うことできます。

今後サッカー観戦する際は、相手チームの守備戦術を確認しながら攻撃に注目すると、より一層サッカーを楽しめるでしょう。

最後に、攻撃のコツを完璧に理解し、黄金期を築いたバルセロナのプレーを見ていきます。

これまで説明したきたことが、どれほどの効果をもたらすのかをより一層理解できるでしょう。

サッカーIQの神:バルセロナ(グアルディオラ期)

サッカー界を大きく変えたと言っても過言ではないほど、大きなインパクトを残したペップグアルディオラが率いたバルセロナ。

メッシ、イニエスタ、シャビなど超一流選手を抱えながら、チームとしての動きも超一流で、どんな相手も守備するのが困難でした。

守備が困難だった理由は、言わずもがな「攻撃を成功させるコツ」を完全に理解したからです。

そんな「攻撃を成功させるコツを完璧に理解していた」ことを表したシーンをご紹介したいと思います。

試合はレアル・マドリードとの1戦、通称「クラシコ」。

レアルマドリードは世界最大のクラブの1つであり、やり合うのが極めて困難な相手。

ただ、「攻撃を成功させるコツを完璧に理解していた」バルセロナにとっては問題ありませんでした。

実際のプレーで確認しましょう。

レアルの守備の特徴

まずはレアルの守備の特徴を説明します。

特徴は以下の3つです。

  • SHロナウドの位置
  • SHディマリアのマーク
  • 重心の低いDFライン

まず「SHロナウドの位置」は、守備時のロナウドが比較的高い位置を取ることです。

レアルの守備の特徴

基本的なSHの位置は、ハーフライン付近ですね。

次に「SHディマリアのマーク」は、非常に高い位置を取るバルセロナSBのアウベスに、マンマーク気味につくことです。

レアルの守備の特徴

レアルSBは中央を優先的に守っています。

最後に「重心の低いDFライン」は、SBやCBが果敢に前に出てくることが少ないことです。

レアルの守備の特徴

サイドにパスを出そうとしてますが、レアルDF陣は後方のスペースへの侵入を警戒する動き。

レアルの守備の特徴
レアルの守備の特徴

イニエスタがフリーでボールを持てました。

以上がレアルの守備の特徴です。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

先ほど説明したレアル守備の特徴を完璧に活用して、バルセロナは先制点を奪いました。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

中央でブスケッツがボールを持っています。ここで先ほどのレアル守備の特徴によって、スペースが生まれています。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

しっかりスペースを察知したメッシがフリーでボールを受けます。さすがの賢さ。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃
レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

メッシが中央に移動。ここでもまた、守備の特徴によってスペースがあり、イニエスタがスペースに移動しています。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

イニエスタがフリーでボールを持ちます。あとは、今持っている優位性(イニエスタのドリブル能力とパス能力)を活かして攻めます。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃
レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃
レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

ドリブルで味方に時間を作り、裏に抜けたシャビにピンポイントパス。

レアルを崩壊させたバルセロナの攻撃

ゴール!!

レアルの守備を完全に理解し、活用し、レアルの守備を破壊しました。

以上のように、攻撃のコツを理解しているチームは強いです。

ちなみにこの試合は、5−0という圧倒的な数字でバルセロナがレアルを粉砕しました。

まさに最強のチームでしたね。

サッカーを観戦する際は、攻撃のコツを意識しながら見ると、より一層試合を楽しめるでしょう。

まとめ

今回は攻撃を成功させるコツを解説しました。

最後に攻撃のコツを振り返りましょう。

攻撃のコツ
   ・相手は動いて守備をする
   ・どんな守備でも必ずスペースがあく
   ・そのスペースを活用する

完璧な守備はありません。

素晴らしい守備をするチームはありますが、毎試合無失点はあり得ません。

どんなチームも失点する可能性があります。

攻撃側は、守備が対応できないスペースをうまく活用することが、得点を奪うきっかけになります。

以下の記事では、世界最強マンチェスターシティが攻撃のコツを利用して大勝した試合を分析しています。

世界のトップ選手は、本当に守備側の穴をつくのがうまいですね。

90分間の中で一瞬生まれる穴を逃さず、魔法を使って得点を奪います。

今後サッカーを観戦される際は、そんな魔法を使う一流の選手に注目するのも、試合を楽しみを1つ増やすことに繋がりますよ!!

一緒にサッカーを楽しんでいきましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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