パウ・クバルシのプレースタイル:若さを感じさせない冷静沈着なCB

私が思うパウ・クバルシの最大の魅力は、「正確な守備と精度の高い組み立て能力」ですね!!
個人的にCBというのは経験が物をいうポジションだと思います。
様々な状況において、派手さはないが的確で正確なプレーが求められ、ミスをすれば失点の可能性は極めて高いポジション。
パウ・クバルシはいまだ10代でありながら、10年プロでプレーしているかのように攻守にわたって必要なプレーを淡々とこなします。
冷静さを失うことはほとんどなく、優勢だろうと劣勢だろうと求められるプレーを高い精度で成功させる。
例として、ナポリ戦での攻守を見ましょう。
まずは守備。

相手が中央で前向きにボールを持ち、スルーパスでクバルシの裏を狙っている。
ここで抜けられればほぼ失点すると思える場面だが・・・

クバルシは冷静に裏抜けに対応し、勇敢かつ正確なタックルで危険な攻撃を止めました。
続いては攻撃。後方からの組み立てを見ていきましょう。

自陣深くでボールを持つクバルシ。相手のプレスが襲いかかり、なかなか展開先が見つからない。
ここでクバルシはどうするのか?

クバルシは逆サイドに体を向け、敵の少ないエリアへのパスを試みようとしている。
相手もクバルシの動きに釣られて逆サイドへの展開に備える。
しかし、これはクバルシの罠。

相手のプレスが不十分で前方にパスコースができたのを見逃さず、フェイントを加えながら前方に展開。
見事に相手のプレスを掻い潜り、チームを前進させることに成功しました。
もう一つ、攻撃のプレーを見ましょう。

クバルシがやや高い位置でボールを持っていますが、先ほどと同じようにプレスによって展開先がない。
クバルシはどうするか?

ここでも横に体を向けながら前方にパスを出すクバルシ。そして、先ほどとは違いロングパス。
これは完全にプレスから逃げた形?

かと思いきや、裏に抜け出した味方にピタリと合う完璧なパスでした。
視野の広さ、高精度の長短のパス、そして何よりもどんな状況でも冷静という10代ながら圧倒的な信頼感を持てるCB。
このクバルシの圧巻のプレーをぜひご覧ください。
ここまでパウ・クバルシの素晴らしいプレーを見てきましたが、その他のスーパープレーを見ていきましょう。
・バジャドリード戦でのアシスト
・バレンシア戦でのアシスト
・アトレティコマドリード戦でのゴール
10代でここまでできるCBはなかなかいないですよ?
ハイライン戦術のフリック政権においてCBの負担は大きいですが、クバルシは本当に頼りになる活躍を見せていますね。
今後もパウ・クバルシに注目していきましょう。

本当に10代ですか?嘘ですよね?
パウ・クバルシの経歴
期間 | 所属チーム(プロ) | 試合数(ゴール) |
2023〜現在 | バルセロナ🇪🇸 | 19試合(0ゴール) ※2023~24のみ |
・幼少期〜プロ契約前
2007年1月22日スペインのカタルーニャ州バスカーノで生まれる。4歳のころにFCビラブラレックスでサッカーを始め、7歳でジローナFCに入団。その後2018年11歳のころにバルセロナ下部組織にスカウトされ入団する。
・バルセロナ🇪🇸
2023年7月バルセロナB所属中にプロ契約を結び、2024年1月にはトップチームデビュー。そのあとはチーム状況の影響もあるが、スタメンとして出場を続ける。フリック政権になってからは、CBのファーストチョイスとして地位を確立し活躍中。
・🇪🇸代表歴
2021年12月にU-15のメンバーに選ばれる。その後は順調にカテゴリーを駆け上がり、2024年3月のコロンビア戦でA代表デビュー(歴代2番目の早さ)。同年8月にはパリオリンピックのメンバーに選出、そしてスタメンとして優勝に大きく貢献。今後A代表の要として代表でも地位確立を目指す。

優秀なCBはチームを優勝させる(持論)
パウ・クバルシのプロフィールとSNS
本名:パウ・クバルシ・パレデス
年齢:18歳(2025年3月現在)
国籍:スペイン
生年月日:2007年1月22日
ポジション:CB
身長:182cm
体重:75kg
利き足:右足
市場価値:112億円(2025年3月のレートで)
※2025年3月時点での市場価値
まとめ:【パウ・クバルシのプレースタイルは?】パウ・クバルシの強みや凄さを徹底解説!!
今回はパウ・クバルシのプレースタイルなどを解説しました。
これから経験を積んでいき死線をくぐり抜けていけば、スペイン史上CBになる可能性は十分にある。
これからもパウ・クバルシに注目していきましょう。
また、同じくバルセロナの選手であるペドリなどの記事もありますので、ぜひご覧ください。
・ペドリ
・ガビ
・アラウホ
・ヤマル
・フレンキーデヨング
・ダニオルモ
・フェルミンロペス
・ジュールクンデ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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