どうも、がんばらないネコです。Twitterで活動しているサッカー分析ブロガーです。
今回は最近不調なアーセナルから、今シーズンのプレミア制覇の可能性を見ていきましょう。
この記事は、以下の内容をお送りします。
この記事は次のような人にオススメです!
- 今季アーセナルの理想
- アーセナルの現状
- アーセナルの優勝可能性
昨季シティとの死闘の末に優勝を逃したアーセナル。 今季優勝を目指していますが、最近は不調。
今回の記事はアーセナルの理想、現状と問題点、優勝に向けてできることを詳しく解説していきます。
今回の記事で読めば、「なぜアーセナルは不調なのか?」や「アーセナルの悩み」などを知れますよ!
サッカーが好きな方や興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、どうぞ!
【アーセナル理想】ライスとウーデゴールの2枚看板
今季アーセナルの理想と思われるのが、「ウーデゴールとライスのダブルチャンスメイク」です。
昨季からの課題として、チャンスメイカーがウーデゴールのみとなっていることでした。
いまや世界屈指のMFに成長したウーデゴール。デ・ブライネと並ぶプレミア最強のチャンスメイカーです。
しかし、ウーデゴールを封じられると、途端にチャンスを作るのに苦戦するアーセナル。
そんなチャンスメイク力の課題を解決するために、大金を使ってデクラン・ライスを獲得しました。
このブログでも紹介してますが、ライスはMFとして必要な能力を幅広く兼ね備えている類稀なる選手です。
右サイドはウーデゴールが、左サイドはライスがチャンスメイクして、どこからでも攻められるのがアーセナルの理想。
また、ライスは組み立てもできるので、パーティとハヴァーツを使って、ライスの組み立て能力も引き出すことを目指しています。
まず組み立て時には、ライスがボランチとして能力を発揮。その間パーティはSBを、ハヴァーツはインサイドハーフを担当。
そして相手ゴール前では、ライスがインサイドハーフとして能力を発揮し、パーティはボランチを、ハヴァーツはFWを担当。
パーティは本職ボランチであり、ハヴァーツはトップ下の選手なので、2人の能力もうまく発揮できるシステムになってます。
以上のように、組み立てもチャンスメイクもライスを中心に改善させるのがアーセナルの理想ですね。
ライスはマジでMFの新形態
【アーセナル現状】怪我人とオプション不足
結論から言うと、オプション不足によってどう頑張っても適切なバランスを見出せないのが現状です。
まず開幕早々パーティが離脱したことで、先ほど説明したアーセナルの理想を実現することができなくなりました。
また、新加入ハヴァーツがかなり適応に苦しんでおり、FWとしてもインサイドハーフとしても不十分な出来。
トロサールも未だチームに馴染めず、ジョルジーニョもパフォーマンス面で不十分。
結果として、現状ではライスをボランチの位置に固定し続けるしかない。
ただ、ライスがボランチ専任だったとしても、他のオプションがあれば問題ありません。
今のメンツを見てみると、
- 代わりのチャンスメイカーはいない
- SBは守備的な選手ばかり
- FWは得点不足
と他のオプションも見当たらない。
例えば、ジンチェンコの偽SBは良い時と悪い時の差が激しく、守備面でのデメリットが攻撃面のメリットを超えている印象。
よって、理想の代わりとなり得るオプションもなく、どうやっても攻守もバランスが崩れます。
この苦しい現状をどうしていくか?
最後に「どう乗り切るか?」を書いていきたいと思います。
なかなか大変な問題だな〜
【どう乗り切るか?】優勝可能性と応急処置
昨季、死闘の末に優勝を逃したアーセナル。今季の優勝はあるのか?
まだ1月初旬ですが、個人的には優勝確率30%だと思ってます。
理由としては、「昨季のような勢いがない(当然ですが)」、「リバプールとシティ」、「冬の移籍が期待できない」ですね。
まず1つ目ですが、昨季は「優勝できるぞ」という勢いがあり、その勢いで勝てたと思う試合が何度もありました。
もちろん実力があるからそのような勢いが生まれますが、今季は勢いなしで勝たなければいけない状況。
勢いは生み出せるものではなく、勝手に生まれるものなので。
続いて2つ目に関しては、リバプールが復活し首位浮上。そして不調でありながらなんだかんだ1試合未消化で3位のシティ。
言い換えれば、昨季はシティと一騎打ちでしたが、今季はリバプールまで優勝争いに絡んでるため、優勝はより難しい。
最後の3つ目に関しては、ライスに190億円?使ってしまったため、冬の移籍はあまりできないと思われるからです。
先ほど述べたようにオプション不足に苦しんでいるアーセナルを助けるのは、やはり新加入の選手。
しかし、大金を費やせないであろう冬の移籍市場で、新たな選手、しかも即戦力で優秀な選手を獲得するのは難しい。
つまり、オプション不足を解消できそうな選手を冬に獲得することが期待できないため、優勝をより難しくさせている。
以上のように、今のアーセナルを取り巻く現状はあまり良いものではなく、優勝の可能性はあまり高くないと思います。
ただ、優勝を争えるチームであることは変わりないので、今できそうな応急処置を考えてみます。
応急処置①:マルティネッリはドリブルに専念
まず1つ目は「マルティネッリはドリブルに専念」です。
今のアーセナルの武器は、ここ数ヶ月で改善された右サイドからの攻撃。
・ウーデゴールの異次元アウトサイドスルーパス
・サカ中心の連携ゴール
・ウーデゴールとサカの抜群の連携
上のように、右サイドからの攻撃は非常に強力で、どのチームもかなり警戒している印象です。
右サイドを警戒される分、左サイドが空くのですが、なかなか左サイドからはうまく攻撃できていない。
左サイドからの攻撃が停滞しやすい理由は、チャンスメイカー不在だけでなく、マルティネッリの活用法だと思います。
個人的には、サカはチャンスメイクもできるWGであり、マルティネッリは純粋なドリブラー。
サカにチャンスメイクをさせるのは大いに賛成ですが、マルティネッリには得意のドリブルをもっと活用してほしい。
今のマルティネッリを見ると、毎回味方と連携をしようとしていて、自身のドリブル能力が活かせていないように思います。
なので、左サイドからの攻撃を活性化させるためにも、チャンスメイクではなくドリブルをもっとしてほしい。
応急処置②:3CB+ジョルジーニョ+2FW
2つ目は「4CB+ジョルジーニョ+2FW」。
これはチームバランスが崩れがちなので、早くても後半開始時からやるべき策だと思います。
得点力が不足している現状において、できることは攻撃にもっと比重を置くことです。
ただ最近の試合では、「2FWの起用」や「偽SBやSBの攻撃参加」ばかりで、ライスはボランチ固定のまま。
個人的には、ライスをインサイドハーフで起用して、左サイドの攻撃を活性化させるべきだと思います。
もちろんライスがボランチではなくなるので、ネガティブトランジションや組み立てで問題が起きるでしょう。
また、CBの負担がかなり大きくなり、失点の可能性が高くなるはず。
しかし、優秀なCB陣やチーム全体のインテンシティの高さなどを見れば、お釣りが返ってくる戦術だと思います。
例え2失点しても3得点できるはず。
いつかの試合で試してみてほしいですね。
応急処置を考えたけど、全然思い浮かばないくらいオプション不足
まとめ:【今季プレミア制覇は?】アーセナルの理想と現状
今回はアーセナルの理想や現状を解説しました。
最後にアーセナルの現状を振り返りましょう。
アーセナルの現状 ・開幕時に思い描いた理想は× ・オプション不足でチーム力低下 ・優勝するために厳しい環境
シティもそうですが、過密日程の中で人材面で苦労しているチームが多いですね。
同じタイプの選手だけでもダメだし、違うタイプの選手なら適応できるかが不明という、人事戦略の難しさを感じる。
ハヴァーツやトロサールといったアーセナルの現状を打破できる選手がいるので、一刻も早く覚醒してほしい。
そうじゃないと、正直かなりキツいと思う。
Let’s Go、アーセナル!!
今回の記事で何かご意見等ございましたら、気軽にコメントしてください。
去年10月終わりに書いたアーセナルの記事もありますので、興味がある方はぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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